イスラエル国防軍
M1シャーマン(ドーザー装備) |
スケール:1/35 |
| 画像 Photos |
テキスト Text |
| 2008年の静岡ホビーショウ/合同展示会にて、t-yamane 大哥が「シャーマン系列ワンオフ展示」を企画されるとの ことで、去年のおフランス戦車祭り、一昨年の日本戦車 祭りに続いて参加させていただくことにした。 2007年末に作ったコンクリート増加装甲シャーマンは当然 出すとしても、ウチらしく「イスラエルのシャーマン」は1台 ぐらい新造すべきだろうと考慮。 当初、M50を流用したトーチカを作り出したが、頓挫。 とはいえ、M-51を作るのも何かケレン味に欠ける。 色々考えた結果、1973年10月のヨム・キプール戦争時に 使用されていたドーザーユニット装備のM1シャーマンを 作ってみることにした。 ちなみに「M1」とは、76mm砲装備のM4A1のイスラエル軍 における名称であり、後年のアメリカ製「エイブラムス」戦車 とは関係がない。 ヨム・キプール戦争では、少数のドーザー装備M1が、スエズ 運河渡河点の工事に使用されている。 吾輩は今回のM1シャーマンを製作するにあたり、このシャー マンの当時の写真資料をあさったが、いずれもシナイ半島の もので、たった4枚(しかも、側面もしくは後方からの撮影)と 十分とは言い難い。 グランドパワー2005年12月号には、バッジコレクションの車輌 のクローズアップが掲載されているが、その車輌のディテール がヨム・キプール戦争時そのままという確証がないので、悩ま しいポイントが増えただけになった。 今回投入したキットは アカデミーのM-51の車体・足回りのみ アカデミーのM4A3(105mm砲)のドーザーのみ ドラゴンのM4A2・赤軍版の砲塔のみ という、やたら効率の悪いモデリングに。 興味本位で、アカデミーのM4A2の砲塔も試してみたが、車体 に対して、砲塔側のリング径が広すぎることと、砲塔形状が どうも釈然しなかったので、やめておいた。 ドーザーは、ヨム・キプール戦争のM1が装着していたドーザー とは形状や構造がかなり異なるが、大人しくあきらめて そのまま使うことにした。 |
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| 今回の塗装には、タミヤアクリルの新色XF-76「灰緑色 (日本海軍)」を使用してみた。 吾輩がイメージする「ヨム・キプール戦争頃のイスラエル戦車 カラー」にかなり近い色が得られたので満足。 まぁ、ここから褪色やスケールエフェクトといった諸々を考慮 する必要はあるが、「基本となる色」をこれ以上悩まなくていい のは実によい。 基本塗装が終わったのち、軽くフィルタリングの真似事を やってから、ホルベインのバーントアンバーで濃い目のスミ 入れを施してある。 その他は特に変わりなし。 最近はあまりチッピングをしなくなった。 ドーザーは、土砂が最もよい接触するであろ部分を、アクリル 絵具のセピアでドライブラシの要領で錆表現を行ったのち、 MIGのピグメントの「Light Rust」でアクセントを加えている。 フィギュアはジャンクパーツとホーネットのレジンヘッドで構築。 荷物もあちらこちらから手当たり次第に徴発して積み込み。 以前は荷物があまりにも一辺倒な塗りだったので、リアリティ を損ねない程度に多色塗りしてみた。 |
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| ベースは、画材用品店で購入した木製パネルと、スタイロ フォームで工作。 今回は「情景」というより、「シャーマンの地面付展示台」 程度のニュアンスで作ることにした。 とはいえ、「砂を蒔いただけの砂漠」では芸が無いので、 近代戦らしく、「砂漠と舗装道路」の組み合わせにしてみた。 もう一つケレンを加える為、海外モデラーの作品でよく見ら れる雲状の土台を造成してみた。 やり方は色々あるらしいが、とりあえずスチロールカッター (電熱線で溶断する)でスタイロフォームを雲状に切り、それを 木工用ボンドでパネルに貼り付け。 溶断した断面や舗装道路面となる箇所には、リキテックスの ジェッソを塗りつけた。 路肩の砂地は、スタイロフォームをツールクリーナーで溶か してから、リキテックスの「レジンサンド」で砂地のグランド ワークを施してみた。 名の如く、硬化すると砂地のようなテクスチャが得られる。 転がっているガラクタは、ジャンクパーツやMIG-Productions の「T-55の焼けた転輪」を使用。 ガラクタはレジンサンドが硬化する前に押し込んでおく。 こうすれば、運搬中などにストラクチャーが剥離・破損すると いったリスクを軽減できる上、地面との妙な違和感を軽減を することもできる。 |
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| 2008年静岡ホビーショウ/合同展示会における M4シャーマン倶楽部全景。 |
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参考資料 |
グランドパワー 2005年12月号 IDFの鉄騎士 スエズを渡れ (原題:「シャロンの橋頭堡」 ウリ・ダン著) |
| Updated 2008.5.20 |